医薬品ネット販売を安心・安全に利用するための7つの注意点

当サイト『お役立ち&得々情報の家♥HAPPY♥』では、医薬品の販売サイトをご紹介してます。
お客様に安心してより安全にご利用していただくためにどのような点に注意をしたらよいのか?
公的機関が喚起している注意点を調べましたのでご紹介します。
お客様が医薬品購入の際に参考して頂ければ幸いです。
また、医薬品販売サイトの紹介ページでは、調べた注意点をチェックして紹介してゆきたいと思っています。
尚、本記事は掲載時点の情報で、法改正で変わることがありますのでご留意ください。

すべての一般医薬品がネットで販売可能に

一般用医薬品については、これまで第3類以外は、インターネットでの販売は認められていませんでした。
しかし、平成 25年12月に薬事法が改正され、平成26年6月12日から、施行され新しい販売ルールのもと販売が可能になりました。
では、新しい販売ルールとは一体何でしょう?
新しい販売ルールのなかで、特に私達に関係する事柄をみてゆきましょう
●医薬品の分類の見直し
・使用に特に注意が必要な一部の医薬品を「要指導医薬品」という新たな区分に位置づけたこと。
・第1類、第2類、第3類の医薬品すべてを一般用医薬品としたこと。
●医薬品の販売規制の見直し
「要指導医薬品」には「スイッチ直後品目」(※)と「劇薬」が含まれ、薬剤師が対面で情報提供や指導を行うこととされ、インターネットなどでの販売はできません。
※「スイッチ直後品目」とは「医療用医薬品」から移行されたが、まだ一般用医薬品としての使用実績が少ないために、一般用医薬品としてのリスクが確定していないものや医療用としての使用経験がない医薬品。新たな制度では、「要指導医薬品」として薬剤師による対面販売が必要とされるが、原則3年の安全性調査を行い、安全性が確認されれば一般用医薬品に移行されるもの。

一方、一般用医薬品(第1類、第2類、第3類の医薬品すべて)はインターネットでの販売が認められることになりました。
図で示すと次のようになります。



インターネットで販売できる医薬品の分類

上述のようにインターネットで販売が認められているのは一般用医薬品と呼ばれるもので、
第1類医薬品、第2類医薬品、第3類医薬品に分類されています。

医薬品を適切に使うには、量はもとより、病気やけがの具合に適した薬を選んでいるか、一日に何回、どのように飲むのか、ほかに使っている薬との相性はどうか、など、様々なことを考慮して使うことが大事です。もし適切でない使い方をすれば、薬がその力を十分に発揮できないばかりか副作用を起こすことがあります。

副作用には、例えば眠気やのどの渇きといったものから、急性アレルギー反応による激しいじんましんや腹痛、嘔吐(おうと)、あるいは肝機能障害のような、生命にかかわりかねない重い症状まで様々です。

そのため、医薬品の安全性や有効性、品質を確保するとともに、私たちが安全かつ適切に医薬品を利用できるようにするために、薬機法という法律によって、医薬品の開発から製造、流通、使用に至るまで厳しい規制が設けられています。

私たちが医薬品を購入する際も、医薬品を安全・適切に利用できるよう、薬機法に基づいて販売ルールが定められています。

私たちが使う医薬品には、主に「医療用医薬品」と「一般用医薬品」の2つがあります。

◆医療用医薬品とは

医師が、患者さん一人一人の病気や症状、体質などに合わせて処方箋(しょほうせん)を出し、それに基づいて薬剤師が調剤する薬で、 「処方薬」とも呼ばれます。強い効き目が期待できる代わりに、重い副作用が生じるおそれがあるため、医師や薬剤師の指導が必要な薬です。そのため、適切な 調剤設備を備え、薬剤師が常駐する「薬局」でなければ売ることができません。

◆一般用医薬品とは

年齢も体質も違う様々な人が使えるように、効き目を調節してより安全性を高めてつくられており「市販薬」「大衆薬」とも呼ばれます。この一般用医薬品は、副作用などのリスクの度合いによって、「第1類医薬品」「第2類医薬品」「第3類医薬品」に分類されています。

◆◆第1類医薬品とは

副作用などのリスクがあり、特に注意が必要なもので、販売する際には薬剤師が医薬品に関する情報提供をすることとされています。

例としてはH2ブロッカーを含む胃薬や一部の毛髪用薬などがあります。

◆◆第2類医薬品とは

副作用などのリスクがあるもので、販売する際には薬剤師または登録販売者(※)が情報提供をすることとされています。かぜ薬や解熱鎮痛薬、胃腸薬などの多くがこれに当てはまります。

◆◆第3類医薬品とは

第3類医薬品はそれ以外の一般用医薬品で、薬剤師または登録販売者により販売されます。ビタミン剤や整腸薬などがこれに当たります。薬剤師または登録販売者のいるコンビニエンス・ストアやインターネットなどでも販売されています。

図表であらわすと次のように

※登録販売者とは、一般用医薬品のうち、第2類・第3類医薬品についての知識をもつ者として、都道府県の行う試験に合格し、登録を受けた人のこと。

医薬品と医薬部外品、化粧品との違い

ちょっと調査の範囲を広げて
医薬品と医薬部外品、化粧品との違いって気になりますよね
一体どのような違いがあるのでしょうか調べてみました。

医薬品とは

医薬品(いやくひん)とは、ヒトや動物の疾病の診断・治療・予防を行うために与える薬品。使用形態としては、飲むもの(内服薬)、塗るもの(外用薬)、注射するもの(注射剤)などがある。医師の診察によって処方される処方箋医薬品、薬局で買える一般用医薬品がある。

医薬部外品とは

医薬部外品とは、日本の医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に定められた、医薬品と化粧品の中間的な分類で、人体に対する作用の緩やかなもので機械器具でないものである。
薬用とは医薬部外品のこと。

薬機法で定める医薬部外品

以下の用途で使用される物であって、医薬品の効能は併せ持たず、機械器具でないもの。
1.吐き気その他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止 (口中清涼剤(仁丹など)、腋臭防止剤、制汗剤)
2.あせも、ただれ等の防止 (天花粉類)
3.脱毛の防止、育毛又は除毛 (育毛剤・養毛剤、除毛剤)
4.人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防除を目的として使用されるものであって、医薬品の効能は併せ持たず、機械器具等でないもの。(殺虫剤、殺鼠剤、虫除け剤)

厚生労働大臣が指定する医薬部外品

1.衛生用綿類(紙綿類を含む) (生理用ナプキン、清浄綿)
2.染毛剤(脱色剤、脱染剤を含む)
3.パーマネント・ウェーブ用剤
4.薬用化粧品類 (薬用石鹸類、薬用歯磨き類等)
5.浴用剤
6.平成11年新指定医薬部外品(1999年の規制緩和措置により、医薬品から医薬部外品へ移行したもの)
・健胃清涼剤、滋養強壮・栄養補給薬、きず消毒保護材・外皮消毒剤、ビタミン又はカルシウム補給剤、のど清涼剤、ひび・あかぎれ用剤、あせも・ただれ用剤、うおのめ・たこ用剤、かさつき・あれ用剤
7.平成16年新範囲医薬部外品(2004年の規制緩和措置により、医薬品から医薬部外品へ移行したもの)
・いびき防止薬、カルシウム含有保健薬、うがい薬、健胃薬、口腔咽頭薬、コンタクトレンズ装着薬、殺菌消毒薬、しもやけ用薬、瀉下薬、消化薬、生薬含有保健薬、整腸薬、鼻づまり改善薬(外用剤のみ)、ビタミン含有保健薬
この他、ソフトコンタクトレンズ用消毒剤(1995年の規制緩和措置により、医薬品から医薬部外品へ移行)がある。

化粧品とは

人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。
具体的には次のようなものが法律上化粧品に該当する。
・いわゆるメーキャップ化粧品、基礎化粧品、ヘアトニック、香水
・歯磨き、シャンプー、リンス、(身体を洗うための)石鹸、入浴剤など、いわゆる(和製英語での)トイレタリー製品
医薬部外品に認められている「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「皮膚の殺菌」などの効能・効果は認可されていないので、パッケージなどで表現することはできません。

インターネット販売できるのは

誰でもインターネット販売できるのでしょうか?
いや、違います。
利用者の健康を損ねるリスクがあるので、薬局や店舗販売業の許可を持った販売業者が、一般用医薬品のインターネット販売を行うことができます。

インターネット販売できる具体的な条件とは

販売サイトでの主なルール

ネットショップにおいて、有名ブランド品が安価で販売されていたので購入契約をしました。
決済画面へ移動した際、銀行振込しか選択出来なかったり、日本語標記がおかしな箇所があったのですが、代金を相手の指定する口座に振り込みました。

ページのイメージがこんな感じ

適切な情報提供・販売のためのルール

また、一般用医薬品は、医療用医薬品に比べて安全性が高いとはいえ、適切に使用しないと効き目がないどころか、副作用などのリスクが高まります。そのため、実際の店舗ではもちろん、インターネット販売でも、薬剤師・登録販売者によって適切な情報提供・販売がされるよう、次のようなルールが定められています。

※実店舗での販売も同様のルールが適用されます。

インターネットでの買い方

一般用医薬品のインターネット販売においても、実店舗と同様に、薬剤師や登録販売者が情報提供を行ったり相談に応じたりすることが義務づけられています。

購入フロー

第1類医薬品をインターネットで購入するときの流れを例にすると、次のようになります。
確認、情報提供はサイト上の様式やメールで行います。

購入フローのイメージはこんな感じになります。

医薬品のネット販売を利用するときの注意点

インターネット上には、一般用医薬品の販売許可を得ていない違法な販売サイトや、薬機法による安全性が確認されていない海外医薬品や偽造医薬品を販売しているサイトなどもあり、それらによる健康被害や消費者トラブルも発生しています。

医薬品は健康や生命にかかわるものですから、薬機法により、医薬品などの誇大広告は禁止されています。価格の安さや薬の効果などを強調する広告に惑わされず、安全な医薬品を、安心できる販売サイトから購入するようにしましょう。

安全な医薬品を、安心して購入するために政府広報では次の点をチェックするよう喚起しています。

注意点1:サイトチェック

商品の状態や販売形態にもよりますが、市場価格より極端に安価な場合は真正品であるか慎重に判断する必要があります。

✅チェック1:店舗の正式名称や住所が掲載されているか
✅チェック2:店舗の開設者や所管自治体など、許可証の内容が掲載されているか
✅チェック3:相談用の連絡先が掲載されているか
✅チェック4:勤務中の薬剤師などの氏名が掲載されているか
✅チェック5:医薬品の写真、使用期限が掲載されているか

注意点2:一般用医薬品の販売サイト一覧でチェック

厚生労働省では各自治体から厚生労働省に報告された一般用医薬品を販売するホームページのアドレスを掲載しています。
サイトを運営する医薬品販売業者が『一般用医薬品の販売サイト一覧』に掲載されているかをチェックします。

厚生労働省「一般用医薬品の販売サイト一覧」
 ⇒ ご覧になる

注意点3:専門家に正しい情報提供や相談を

副作用などのリスクを避け、安全に、効果的に医薬品を利用するために、医薬品を購入するときには、自分の健康状態などについて、薬剤師などの 専門家に正しい情報をきちんと伝えることが重要です。インターネットで一般用医薬品を購入するときには、性別や年齢、症状、現在服用している薬やアレルギーの有無など、薬剤師・登録販売者からの質問に対して、正しく答えましょう。
妊娠中の方や持病のある方、現在、服用している薬がある方などは、医薬品を使用する際に注意が必要です。医薬品を買うとき、使うときには、薬剤師などの専門家に相談しましょう。

まとめ

お客様がインターネットで一般用医薬品をより安全より安心して購入するためには
次の7つの注意をしましょう。

1:店舗の正式名称や住所が掲載されているか
2:店舗の開設者や所管自治体など、許可証の内容が掲載されているか
3:相談用の連絡先が掲載されているか
4:勤務中の薬剤師などの氏名が掲載されているか
5:医薬品の写真、使用期限が掲載されているか
6:一般用医薬品の販売サイト一覧でチェック
7:専門家に正しい情報提供や相談を

▼【出典】▼

●政府広報オンライン
タイトル:>医薬品のネット販売を安心して利用するために | 暮らしに役立つ情報
URL:【医薬品のネット販売を安心して利用するために】へのリンク
最終アクセス:2020年04月26日

<医薬品と医薬部外品、化粧品との違い>に関して ●

▼【出典】▼

『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』
タイトル:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
URL:【医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律】へのリンク
最終アクセス:2020年04月27日11時51分(日本時間)